別府大分毎日マラソンの攻略法:制限時間3時間半の市民ランナーにとっては最高峰の大会
別府大分毎日マラソンは、日本の大分県別府市、大分市で毎年2月の第一日曜に開催される、フルマラソンの大会です。
通称、別大(べつだい)と呼んでいます。
レースに参加される方への攻略法(アドバイス)をまとめました。
出走経験は2018年と2023年の2回です。
詳細については公式のHPを参照ください。
特徴
別府大分毎日マラソンは、参加資格は4カテゴリに分かれており、スタートラインに立つには最低でもサブ3.5の完走実績が必要という、一般の市民ランナーにとっては最高峰のレベルの大会です。
カテゴリ1〜3は日本陸連登録者に限られますが全員出走権が得られます。
カテゴリ4は定員に対して先着順となります。 スタート地点は「大分マリーンパレス水族館(通称:うみたまご)」に設置されます。
カテゴリの詳細は後述の参加資格参照ください。
風景と気候
別府湾周辺の美しい風景がランナーを迎えてくれます。
ただ、この時期は1年で最も寒い時期で、海沿いでもあり、風が強い場合もあり、記録は気象条件に左右されます。
大会の規模とサポート
全国から4000人のエリートランナーが集まります。
別府、大分市街は応援は多いですが、別府湾沿いは応援はほとんどしません。
給水ポイントはありますが、フードはなくスポーツドリンクと水のみです。
コースはほぼフラット
高低差は10m程でほぼフラットです。
参加資格
例年8月ごろエントリーが始まります。
以下の持ちタイムが必要です。
- カテゴリ1:2時間30分以内(陸連登録者)
- カテゴリ2:2時間55分以内(陸連登録者)
- カテゴリ3:3時間以内(陸連登録者)
- カテゴリ4:3時間30分以内(陸連登録者以外もOK)
2025年2月2日大会の場合は、2023年1月1日以降の記録が有効なので、大会当日から約2年前の記録が必要になります。
また、関門は以下の通りで、他の大会よりもかなり厳しいです。
▽10km:52分
▽15km:1時間16分
▽20km:1時間40分
▽25km:2時間05分
▽30km:2時間30分
▽35km:2時間55分
▽40km:3時間20分
アクセス
※長崎市内から行く場合を想定しています。
バス
長崎→大分
片道:4720円、時間:5時間弱
JR
長崎→武雄温泉→博多→大分(JR)
片道:11,350円、時間:約4時間
車
長崎→大分
高速代+ガソリン代:片道 約12,000円 時間:3時間
駐車場はないので、コインパーキング等に駐車必要なので、その費用もかかります。
バスで行くのが一番リーズナブル且つ行動しやすいと思います。
複数人で行くのであれば車で乗り合わせるのもよいかと思いますが、スタートとゴール地点も異なるので、駐車場所も悩ましいところで、毎回バスで行っています。
受付・宿泊・当日の移動
前日受付が必須です。
事前にアスリートビブス(ゼッケン)や計測チップは自宅に郵送されません。
最近の大会は事前郵送が多いのですが、受付なしに改善して欲しいところです。
スタート時間も正午なので、当日移動でも何とか間に合うかもしれません。
受付会場は別府コンベンションセンターです。
受付後は無料のシャトルバスで別府駅 or 大分駅まで送迎してもらえます。
ホテルは別府市内か大分市内が良いですが、大会前日は直ぐに埋まってしまうのに加えて、どこも高額です。
ちょこちょこチェックしていたらキャンセル出て予約できる可能性はあります。
当日もシャトルバスが別府 or 大分市内からスタート地点まで出ているので、それに乗って、スタート地点のうみたまご(水族館)まで移動します。
レース当日(スタートまで)
エントリーしたカテゴリによりレース前の待機場所(更衣室)が異なります。
上のカテゴリーは屋内の更衣室、低いカテゴリーは屋外のテントと格付けされています。
トイレは仮設トイレが会場周辺にあり、レース前はそこそこ混むので早めに並んだ方がよいです。
アップはスタート地点周辺でできます。
整列はスタート20分前に行けば十分間に合います。
ゼッケン番号(持ちタイム順)で整列位置は決まっているので、それに従い整列必要です。
この時期は寒いので、スタート前はポンチョを着ていることがありますが、不要であれば、スタート前にスタッフの方が回収してくれます。
右端に並んだ方が回収してもらいやすくなり便利です。
また、テレビ中継されるので、目立つ位置、服装で並ぶのもよいかもしれません。
スタート後(前半)
エリートの大会のため、そこまでスタートは混みません。
数百メートルも進めばバラけてきます。
持ちタイム順で並んでいるので、周囲のランナーもほぼ同じペースで走ることになりますが、転倒等には注意が必要です。
最初の10キロの折り返しまで別府市街地に向かって走ります。
序盤で道路も真っすぐなので走っていても気持ちいいです。
途中で折り返したトップ集団とすれ違えますが、中央分離帯に街路樹があり、場所によっては、よく見れないかもしれません。
運がよければ、テレビに後頭が映るかもしれません。
10キロ手前ぐらいで、折り返して、来た道を戻って、うみたまご方面へ進みます。
知り合いがいれば、ここですれ違えますので、声をかけて応援しましょう!
スタート後(後半)
スタート地点のうみたまごを超えると中間地点があります。
ここは別府湾沿いを走っていきます。
風が強い場合もあるので、うまく同じペースのランナーを見つけて風よけしてもらいしょう。
また、この辺りの道路は斜めっていて、走りづらいです。
後からダメージがくるので、なるべく斜めになっていない場所を走りましょう!
このはカーブも多いので、最短距離を通るのようにしましょう!
30キロぐらいから大分市内に入ってきます。
この辺りはゴール地点のジェイリーススタジアムにも近いので、トップ選手がゴールしたら花火の音が聞こえます。
それで、優勝タイムが分かります。優勝者は当然分かりませんが。
35キロ前で折り返しです。
2018年に出場した時は、この折り返し以降、ものすごい向かい風でした。
35キロ以降のヘロヘロの状態で、この向かい風はきつかったです。
41キロを過ぎると川沿いの道を通り、スタジアムが見えてきます。
スタジアムの回りを4分の3程度走るとゴールです。
ゴール後
フィニッシュ後はタオル、スポーツドリンクがもらえます。
完走証はWEBです。
スタートとゴールが異なるため手荷物はゴール地点近くの体育館に輸送してもらえます。
ここで着替えた後は、シャトルバスで大分駅 or 別府駅まで行くことになります。
このバスは、市内の渋滞でなかなか来ないし、ランナーも多数いるので、ゴールしたら早めに移動することをお勧めします。
まとめ
別府大分毎日マラソンの攻略をまとめてみました。
エリートの大会ですが、走りやすいコースでもあり、エリート感も味わえるので、持ちタイムがあれば、挑戦してみてはどうでしょうか?
↓❤を押してもらえると嬉しいです。
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