(2024年版)防府読売マラソンの攻略法(レース前からレース後まで)
防府読売マラソンは、日本の山口県防府市で毎年12月に開催される、歴史あるロードレースの一つです。1962年に「防府マラソン」としてスタートし、国内でも最も古い市民マラソン大会の一つとして広く知られています。現在は読売新聞がスポンサーとして参加し、「防府読売マラソン」として継続されています。
以前は、12月の第3日曜日ごろに開催されていましたが、最近は12月の第1日曜日に開催されています。福岡国際マラソンと同じ日となっています。(午前中は防府、午後は福岡)
レースに参加される方への攻略法(アドバイス)をまとめました。
2018年、2023年の2回しか出場したことはないですが・・・
2024年も出場。
詳細については公式のHPを参照ください。
特徴
防府読売マラソンは、市民ランナーとエリートランナーの双方が参加できる「参加標準記録」が設けられている点が特徴です。これは、ある程度の走力を持つランナーにとって競技力を高める場として位置づけられており、日本全国や海外からも参加者が集まります。特に、日本記録や自己ベストを目指すランナーたちの間では評判が高く、「記録を狙う大会」としても知られています。
エリートランナーも出場するので、折り返しのすれ違いでエリートランナーの走りが見れるのも嬉しいですね。川内優輝選手は、毎年参加しています。
出走人数は3500人程度なので、1万人規模の都市型レースのような混雑はありません。
また、テレビでも中継されていますが、放送されるのは中国・四国・九州地方だけのようです。
参加資格
例年8月ごろにエントリーが開始されます。
2024年大会の参加標準記録は以下のようになっています。
国内外の公認競技会で2020年11月1日以降、申込期日までに大会が定める基準以内の記録を出した競技者※ 記録はネットタイムも可
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- マラソン4時間00分00秒以内
- ハーフマラソン1時間33分00秒以内
フルよりもハーフの方が条件が厳しい・・・
エントリーする時に記録が分かる情報(完走賞等)の提出が必要です。
抽選になることが多いですが、周囲で落選したいう方は聞いたことはありません。
アクセス
※長崎市内から行く場合を想定しています。
・JR 長崎→武雄温泉→博多→新山口→防府 片道:10,910円 時間:3時間半弱
防府駅からはシャトルバスで会場まで移動(約15分)
・車 長崎→防府 高速代+ガソリン代:片道 約12,000円 時間:4時間弱
会場に駐車場(無料)あり。
一人で行くならJRの方がよいですが、複数人で乗り合わせるなら車の方がよさそうです。
2024年大会から会場に駐車するためには駐車券が必要になりました。
エントリーする際に駐車券の申し込みはできますが、抽選のようです。
駐車券がない場合は近くの道の駅に駐車して、そこからはシャトルバス(約15分)で移動が必要です。
久しぶりに出場される方は、これを把握しておかないと、直前で慌ててしまいますので、注意が必要です。
受付
以前(2018年)は、前日に会場に行き受付が必要でしたが、最近(2023年)は事前にアスリートビブス(ゼッケン)や計測チップが自宅に郵送されてくるので、先日に会場に行く必要はなくなり楽になりました。
最近の大会はこのパターンが多いですね。
ただ、スタートは10時40分なので、長崎から当日移動すると始発で出てもギリギリなので、前泊が必要です。
最近の物価上昇等でホテル代も高騰しており、特に防府市内はマラソン前日は高いので、新山口駅付近のホテルが安価でお勧めです。JR、車共にアクセスは便利です。
新山口駅から会場まで車で約40分です。
2024年の参加賞は長袖Tシャツでした。
長袖Tシャツの参加賞は少ないので貴重です。
レース当日(スタートまで)
会場(キリンレモンスタジアムソルトアリーナ)に荷物を置け、着替えもできます。
貴重品のみは預かってもらえます。
7時半までに行くと場所の確保が容易ですが、8時を過ぎると足の踏み場もないほど人が集まってきます。
2024年からは駐車券を持っている人しか会場の駐車場に駐車できないため、8時過ぎに行ってもさほど混んでいませんでした。
トイレは簡易トイレも含めて各所にあるので、そこまで並ぶ必要はないですが、スタート前になると混みますので、30分前には並んでいた方がよさそうです。
ウォーミングアップはアリーナから道路を渡ったところにサブトラックがあるので、ここがスタート地点にも近くて便利です。
サブトラックとメイントラックの間にも仮設トイレがあり、アリーナ横の仮設トイレよりも空いています。
スタートの整列は30分前ぐらいだったと思います。タイム申告順でアスリートビブスの番号が決まっており、その番号順に並びます。プラカードを持っている人がいるので、その付近に並ぶことになります。
他の大会だったら、前に割り込んでいくのは気が引けますが、防府は走力に順番で番号・並び順が決まっているので、堂々と割込みできます。
スタート10分前に並んでも十分間に合いますが、申告タイムによっては混むかもしれないので、適宜調整ください。
なお、男子は道路の左側車線、女子は右側車線に並びます。女子は人数が少ないので、前の方からスタートできます。
テレビ中継されているので、スタート前に手を振ると分かりやすいかもしれません。
スタート後(前半)
他の大会と比較して、人数は少ないもののスタート直後は混みます。
同じレベルのランナーが周囲にいるので、ペースはほぼ同じですが、転倒等には注意が必要です。
1kmも進むとバラけてきます。
前半はマツダの工場地帯を廻ります。応援はあまりいませんが、フラットで走りやすいです。
曲がり角が多いので、インコースの最短コースを走るようにしましょう。
なお、エイドは給水しかありません。食べ物はないです。
19~20kmに三田尻大橋があり、若干の高低差がありますが、前半なので、余裕をもって走りたいところです。
スタート後(後半)
防府の市街地に入っていきます。防府駅前の通りは応援が多くなります。
29~30kmに折り返しがあるので、その前ぐらいからトップ選手とすれ違います。
エリート選手の走りや中継車を見ることができテンションが上がります。
また、仲間のレース状況の確認や、すれ違う時に声をかけることもできます。
来た道をずっと戻ると39km付近で往路同様に三田尻大橋があります。
往路は大したことなかった高低差が、復路はかなりきついです。
ここを越えたら40km、あとはフラットだけなので、頑張りましょう!
ゴールはキリンレモンスタジアム陸上競技場を4分の3周したゴールです。
スタートから4時間経過すると陸上競技場に入るゲートが閉められます。
ゴール後
ゴール後は陸上競技場の外周を逆回りして荷物置き場のアリーナに戻るので、仲間の状況の確認ができます。
タオル、飲み物がもらえます。
完走証は会場ではもらえず、Webの完走証(必要に応じて自身で印刷)です。
最近、このパターンの大会が増えました。SDGsの観点からは、この流れは止む無しとは思いますが、個人的には、その場で完走賞がもらえる方が嬉しかったです。
帰りは車の場合、皆さんが一斉に出るので、そこそこ混みます。
2024年は、駐車券方式になったため、そこまで混みませんでした。
近くに江泊温泉という場所があるので、お勧めです。
会場から15分程度で着きます。
某有名選手も愛用しており、運がよければ出会うかもしれません。
まとめ
防府読売マラソンの攻略をまとめてみました。
エリートが出る大会としては比較的基準もサブ4と緩い且つフラットで記録も出やすいので、挑戦してみてはどうでしょうか?
↓❤を押してもらえると嬉しいです。
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