マラソン大会出場時のルールを守りましょう!(代理出走禁止、陸連登録等)

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マラソン大会出場時のルールを守りましょう!(代理出走禁止、陸連登録等)

ランニングは他の球技等のスポーツと比較すると、走るだけの単純な運動(しかし奥は深い)なので、自宅周辺をジョギングするだけなら、特にルールを気にする必要はありません。

ただ、レースとなると最低限のルールは知っておく必要はありますので、今回は主なルールを紹介します。

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不正出走・代理出走の禁止

ルールの中でも最も大切なのはレースに参加する際は、自分自身の名前、年齢、性別で参加することです。

急にレースに参加できなくなって人のゼッケンを譲り受けて大会を走ることはありがちですが、「不正出走」「代理出走」と呼ばれる重大なルール違反となります。

失格の対象となるのはもちろん、大会主催者や大会に出場している他のランナーにも迷惑をかける可能性がありますので絶対に止めましょう。

不正出走

年齢や性別を虚偽申請しての出走、不正に作成したゼッケンで出走することです。

例えば、年齢を虚偽申請した場合に年代別の順位が変わってしまい、レースに向けて真摯にトレーニングを積んで出場しているランナーに対する裏切り行為になってしまいます。

代理出走

エントリーした競技者以外が出走することです。

例えば、レース中に万一、体調不良で本人確認や家族への連絡ができないことで、救急救命中の対応が遅れてしまい、最悪の場合、命を落とすようなことにもなりかねません。

主催者側にも迷惑をかけてしまいますし、大会自体の存続にもかかわる可能性があります。

都市型のフルマラソンのレースは出走料も高額になっており、棄権すると出走料が無駄になってしまい代わりに誰かに走ってもらいたい気持ちは分かりますが、止めてください。

大会によっては、ランネットでは「ゆずれ~る」という出走権譲渡のシステムがあり、参加料はポイントとして返還されるシステムがあるので、これを活用するのも一つの手です。

助力の禁止

レースでは自分自身の力でスタートからフィニッシュまで決められたコースを走ることが必要です。

コースをショートカットしたり、乗り物を使うのは論外です。

高い出走料を払って、不正をして記録を出しても、満足感/達成感は得られないでしょう。

多くのレースでは「日本陸上協協議連盟競技規則及び本大会規則による」と記載されています。

これを厳格に適用すると、例えば以下のような行為は失格の対象となります。

  • 大会主催者が準備した以外のエイドで飲食物の補給を受ける
  • スマホで連絡を取る
  • 非公式のペースメーカー(友人、仲間)が伴走する

ただ、実際には市民ランナーが知り合いや私設エイドから補給を受けたり、スマホで連絡を取りながらや、知り合いが一部伴走しても失格になるケースは皆無ですが、陸連登録の部で出場されている方や入賞対象の順位で走っている方は、ルール上は助力にあたる行為は避けた方が得策です。

レースでの仮装は?

日本陸連のルール上は他ランナーの走行に妨げにならず、安全や公序良俗が守られている範囲であれば、仮装は禁止されていません。

一方で、大会の主催者が大会要項に仮装の禁止を明記している大会もあるので、仮装での出場を検討している場合は、事前に大会要項の確認が必要です。

逆に都市型の大会では、仮装することで大会を盛り上げにもなり推奨するケースもあります。

応援する人も、たまに仮装ランナーが来たら応援のしがいがあります。

ただ、仮装も他のランナーの走行の妨げにならないようにするのは勿論ですが、着ぐるみ等の熱がこもりやすかったり、司会が制限されるものは注意が必要です。

フルマラソンを走るとなれば、ちょっとした仮装でも、仮装が邪魔で走れなくなったりします。

スタート時の整列時間

スタート時の整列は時間が決められてる大会が多いです。

大型の大会であれば、20-30分前に整列が必要で、間に合わなかった場合は最後尾からのスタートになるので、時間に余裕を持って行動しましょう。

特にトイレは直前に行くと行列ができて整列時間に間に合わなくなる可能性があります。

陸連登録とは?

日本陸連に登録して、陸連公認大会かつ、陸連登録の部で出場した場合、記録を公認記録として認めてもらうことが可能となります。

以前は陸連登録していれば、前の方からスタートできるという特典がありましがが、最近のレースは陸連登録の有無に関係なく、申告タイム、事前提出のタイムでスタート場所が決まるので、一般的な市民ランナーであれば登録は関係ないと思っています。

別府大分毎日マラソンは陸連登録しないと後ろの方(サブ3.5のグループ)からのスタートとなるので登録した方がよいですが、その他はあまりメリットを感じません。

登録料は約4000円です。

記録計測のルール

現在では多くの大会で計測チップを使用してのタイム計測が主流です。

シューズやゼッケンに装着されたICタグがスタートやフィニッシュなどに設置された受信機(多くは地面に設置されたマット)を通過すると反応して、タイムが記録されます。

特に大きな大会の場合、スタートの号砲からスタート地点を通過するまでに数分間(場合によっては10分以上)かかる場合がありますが、きちんとスタート地点を通過してからのタイム計測をしてくれます。

フルマラソンでは多くの場合、「応援ナビ」というスマホのアプリで、5キロ毎のリアルタイムの記録をどこでも確認することが可能です。

号砲からのタイムを「グロスタイム」、スタート地点と通過してからのタイムを「ネットタイム」と呼んでいます。

タイムの制約のある大会は「ネットタイム」で申告できます。(例えば、防府、別大)

正しくタイムを計測するためにも計測チップを正しく装着する必要があります。

装着を忘れるのはもっての他です。

ゼッケンに計測チップが付いている大会ばかり出場していて、初めてシューズに計測チップを装着する大会に出ると抜けてしまうこともあるので、配布物をよく確認する必要があります。

フィニッシュ後は計測チップは基本的には返却必要ですが、返却不要の大会もあります。

まとめ

今回はマラソン大会出場時のルールについて紹介しました。

ルールを守らないと、最悪の場合、失格の可能性もあるので、ルールを理解して気持ちよく走りましょう。

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