長崎観光ランニングコース:南山手地区編(大浦天主堂、グラバー園他)
本日は長崎市の南山手地区を観光ラン。
・気温11℃、晴れ。風やや強い。
半袖ではちょっと寒いので長袖+グローブ。
・シューズ:NIKE インヴィンシブル 3
・コース:松山陸上競技場→出島→オランダ坂→大浦天主堂→松山陸上競技場
(約13km)
・難易度:中難度
グラバー園付近は坂があるが、エスカレータを使用すれば、難易度低い。
距離もそこそこあるので、走り慣れていない方はきついかも。
・参加人数:1人(単独走)
往路
松山陸上競技場→出島(約4キロ)
松山陸上競技場をスタートし南側(テニスコート側)の道から長崎駅方面へ向かう。
長崎駅の交差点(旭大橋東口)を右に曲がって、202号線沿いを進むと出島が見えます。
出島電停前の道路の色が違いますが、白っぽい部分が昔は出島の陸地の箇所で、黒っぽい部分が昔は海だったらしいです。
出島(でじま)は、江戸時代に長崎港に築かれた人工島で、日本の鎖国時代における貴重な貿易拠点でした。1636年、幕府の命令でポルトガル人の活動を監視する目的で造られましたが、ポルトガルとの交易はすぐに途絶え、その後、1641年からはオランダ商館が拠点を置くことになりました。このため、出島は日本と西洋との唯一の窓口となり、西洋の文化や技術が日本にもたらされる重要な役割を果たしました。
出島→オランダ坂(約1キロ)
そのまま202号線を進むと高速道路の入口が見えますが、その脇の道路を進み突き当たりを右に曲がります。
道沿いを進むと活水女子大学の看板を見えるので、そこを左に曲がるとオランダ坂です。
オランダ坂の大きな看板がないので、分かりづらいです。
坂がありますが、名前の割には大した坂ではありません。
- 名前の由来: 坂道が「オランダ坂」と呼ばれる理由には諸説ありますが、当時の長崎では西洋人を「オランダさん」と総称していたことが一因とされています。必ずしもオランダ人だけに限ったわけではなく、西洋文化全般を指していたようです。
- 石畳と周囲の景観: 坂道は美しい石畳で舗装され、周囲には洋館風の建物が点在しています。特に、当時の外国人居留地の雰囲気を今に伝える貴重な場所です。
オランダ坂→東山手洋風住宅群 (約500m)
オランダ坂を上り、そのまま進むと東山手洋風住宅群が見えてきます。
東山手洋風住宅群(ひがしやまてようふうじゅうたくぐん)は、長崎市東山手地区にある歴史的建築群で、明治時代に建てられた外国人居留地の住宅が集まるエリアです。この地域は、西洋建築と日本の風土が融合した建物群が並び、長崎の異国情緒を代表する観光地となっています。
東山手洋風住宅群→大浦天主堂 (約1キロ)
次は大浦天主堂に向かいますが、途中に急坂があります。
勾配20%の標識があり、石畳でもあるので、転ばないように注意して下る必要があります。
所々にグラバー園行の看板があるので、それに従い進みます。
ANAクラウンプラザが見えてきたらグラバー通りに付きます。
グラバー通り(坂)はお土産通りになっています。
早朝なので店は開いてなく観光客もいないので、気兼ねなく走れます。
坂を上りきると大浦天主堂につきます。
大浦天主堂は、日本最古の現存するキリスト教教会で、正式名称は「日本二十六聖殉教者堂」です。この教会は、フランス人神父ベルナール・プティジャンによって1864年に建てられ、ゴシック様式の美しい建築が特徴です。
この場所は、日本におけるキリスト教の歴史的な象徴であり、特に江戸時代のキリシタン迫害で殉教した人々を記念しています。1933年には国宝に指定され、2018年には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一部としてユネスコの世界文化遺産にも登録されました。
大浦天主堂→グラバー園(約200m)
大浦天主堂からグラバー園までは坂と階段を上ると直ぐです。
グラバー園に入るには入園料が必要ですが、長崎検定の合格証持っているので、提示するとフリーパスで入れます。
園に入って上を目指します。
階段がなくエスカレータしかないので、ここはエスカレータを使います。
一番上まで来ると旧三菱第2ドックハウスがあるので、そこの2階から長崎港が一望できます。
対岸には稲佐山や世界遺産のジャイアントカンチレバー(三菱重工 長崎造船所敷地内)が見えます。
坂を下っていくと、様々な洋館があります。
しばらくすると旧グラバー住宅に着きます。
グラバー園は、日本に現存する最古の木造洋風建築「グラバー邸」を中心とした歴史公園です。この園内では、明治時代の洋風建築や長崎の国際的な歴史を感じられる空間が広がっています。
- トーマス・ブレーク・グラバー: グラバー園の名前の由来であるグラバー氏は、19世紀に長崎で活動したスコットランド出身の商人で、幕末の日本に近代化をもたらした重要人物です。造船業や貿易、さらには薩摩や長州藩への支援など、幅広い活動を行いました。
- グラバー邸: 1863年に建築された、グラバーが住んでいた邸宅は、国の重要文化財に指定されています。洋風建築の優雅なデザインと、長崎港を一望できる立地が魅力的です。
- 園内の建物: 他にも旧リンガー邸や旧オルト邸など、明治時代の洋館が移築・保存され、当時の外国人居留地の生活や文化を感じることができます。
- 庭園と景観: 庭園には季節ごとの花が咲き誇り、長崎市内や港を見渡せる絶好のビューポイントとしても人気があります。
グラバー園→ドンドン坂(約1km)
グラバー園を出て、出口(右)とは逆の左の方の進むとドンドン坂につきます。
ここも傾斜が激しくかつ石畳なので慎重に下る必要があります。
「どんどん」という名前の由来は、雨が降るとドンドン音をたてて流れることから。
と言われています。
復路(約5キロ)
大浦海岸通りに出て、水辺の森を通り、松山陸上競技場に向けて戻ります。
復路は平たんなコースです。
まとめ
今回は南山手地区までの往復コースを走ってきました。
南山手地区の詳細コースはこんな感じです。
今回は敢えて、色んな坂を上り下りしましたが、坂を通らなければ、そこまで難しくないコースと思います。
景色もいいし、普段見れない建物も観れますので、飽きないコースです。
今月の走行距離(ウォーキング含む)は401.3km。400km到達!
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