「世界文化遺産『明治日本の産業革命遺産』カードラリー2025」:吉野ケ里遺跡、三重津海軍所跡、凌風丸(佐賀エリアコンプリート)
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今回は開催中の「世界文化遺産『明治日本の産業革命遺産』カードラリー2025」のカード収集の続きです。
↓カード配布場所はこちら
↓以前収集したカード(官営八幡製鉄所)
↓以前収集したカード(ジャイアントカンチレバークレーン、旧グラバー住宅)
↓以前収集したカード(小菅修船場跡、端島炭坑)
吉野ケ里遺跡
吉野ケ里遺跡に行きましたが、これはカード収集とは関係なく、近くに行ったため立ち寄りました。
吉野ケ里公園の中に移籍エリアがあります。
西側の公園エリアはさが桜マラソンのコースにもなっているので、走ったことはありますが、東側の遺跡側は初めて行きました。
入口。
見晴台からの眺望。
気温は車の温度計で38℃になっており、めちゃくちゃ暑かった。
吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)は、佐賀県にある日本最大級の弥生時代(紀元前10世紀頃~紀元後3世紀頃)の環濠集落遺跡です。
弥生人が営んだ稲作農耕社会の姿を色濃く残しており、日本の古代史を理解するうえでとても重要な遺跡です。
特徴をまとめると──
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環濠集落
遺跡の周囲は大きな濠(ほり)で囲まれており、防御や集落の境界を示す役割がありました。これは弥生時代の地域集団の典型的な姿です。 -
大規模な集落
住居跡や倉庫跡、物見やぐらのような高床建物が復元されていて、当時の生活をリアルに体感できます。特に北内郭の大型建物は、首長や祭祀に関わる場と考えられています。 -
祭祀と墓制
墳丘墓(ふんきゅうぼ)と呼ばれる大きなお墓が見つかっており、身分差が生まれた社会の様子を物語っています。 -
文化的意義
吉野ヶ里は「魏志倭人伝」に登場する邪馬台国との関連が指摘されるなど、日本の古代国家形成に迫る手がかりとして注目されています。
現在は「吉野ヶ里歴史公園」として整備され、復元建物の中に入れたり、弥生人の暮らしを体験できるイベントも行われています。
三重津海軍所跡
ここで佐賀唯一のノーマルカードが入手できます。
ただ、行ってみても単なる河川敷で何もありません。
地下にドックがあるそうです。
隣接する三重津海軍所跡の歴史館でカードを入手できます。
三重津海軍所跡(みえつかいぐんしょあと)は、佐賀市にある幕末の海軍施設跡で、2015年にユネスコの世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の一つに登録された場所です。
ここは幕末期、佐賀藩が西洋式海軍の整備を進めるために作った造船・修理・訓練の総合拠点でした。
蒸気船を修理するための乾ドック(船を陸揚げして整備する施設)があり、日本で最初期の本格的な蒸気船修理施設とされています。
面白いのは、このドックが川の中に造られた「水中乾ドック」だったこと!
通常の乾ドックは地上に作られますが、三重津では潮の干満を利用して川底をドックとして使い、蒸気船を修理できる仕組みを取り入れていました。
当時としてはかなり画期的だったんです。
現在は遺構が地下に眠っているため、現地ではその姿を直接見ることはできません。
その代わり、三重津海軍所跡歴史館やVR技術を用いた「バーチャルドック見学」で当時の様子を体験できます。
凌風丸(佐賀城本丸歴史館)
佐賀城本丸歴史館
三重津海軍所跡のカード1枚で佐賀のノーマルカードはコンプリートです。
佐賀城本丸歴史館に行ってノーマルカードをコンプリートした旨を伝えると、レアカードが入手できます。
ここは佐賀市街地にあり、さが桜マラソンでは、序盤で佐賀城跡のお堀の周りを走ります。
市街地にも関わらず、駐車場は無料、入館料も無料でした。
佐賀城本丸歴史館(さがじょうほんまるれきしかん)は、佐賀県佐賀市にある佐賀城本丸御殿の一部を復元してつくられた歴史博物館です。
江戸時代の佐賀藩鍋島家の政治や文化を伝える拠点として、2004年に開館しました。
特徴をまとめると──
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復元建築
木造で本丸御殿の一部(御玄関・御座間など)が復元され、藩主が実際に使用した空間を体感できます。建物は伝統工法を生かして再現され、往時の雰囲気をそのまま味わえるんです。 -
展示内容
館内では佐賀藩の歴史、幕末維新期の動き、藩の技術力(反射炉や蒸気船の建造など)を紹介。鍋島直正らの改革や、佐賀藩が日本の近代化に果たした役割も詳しく学べます。 -
体験性
ジオラマや映像資料を使った展示もあり、子どもから大人まで楽しみながら歴史を理解できる工夫がされています。特に「幕末の佐賀藩=テクノロジー藩」という側面が強調されているのがユニークです。 -
文化的意義
佐賀城本丸歴史館は「開かれた御殿」をコンセプトにしており、無料で公開されている点も特徴的。歴史学習の場であると同時に、市民や観光客に親しまれる文化施設になっています。
凌風丸
このレアカードを入手しました。
凌風丸(りょうふうまる)は、幕末に佐賀藩が建造した日本初期の実用蒸気船のひとつです。
佐賀藩は鍋島直正のもと、西洋技術をいち早く取り入れて「テクノロジー藩」と呼ばれるほど近代化に熱心でしたが、その象徴の一つがこの凌風丸でした。
特徴を整理すると──
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建造の背景
19世紀半ば、黒船来航などで海防強化が急務となる中、佐賀藩は反射炉や大砲の鋳造に加えて、蒸気船の建造にも挑戦しました。凌風丸はその成果で、日本の造船技術の近代化を象徴する船となりました 。 -
技術的意義
完全に西洋の模倣ではなく、藩士や職人たちが試行錯誤しながら製作した点が大きな特徴。西洋式の技術を自力で習得・応用して造船に成功したことは、日本の近代造船史における重要な一歩でした。 -
活躍とその後
凌風丸は佐賀藩の軍備や航海訓練に用いられ、日本人が自力で造った蒸気船として注目されました。その存在は、日本が「輸入するだけでなく自分たちで造れる国」へと変わる転換点の象徴だったのです。
まとめ
今回は「世界文化遺産『明治日本の産業革命遺産』カードラリー2025」のカード収集(佐賀編)でした。
佐賀のコンプリート証明も入手しました。
これで計8枚収集しました。
(長崎5枚、佐賀2枚、八幡1枚)
(旧グラバー住宅は配布終了で物理的なカードはなし)
配布は9月一杯ですが、どこまで収集できるか。
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