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マラソン大会に出場すると、必ずといっていいほど必要になるのがゼッケン(アスリートビブス)です。
最近では「ゼッケン」よりも「アスリートビブス」という呼び方をする大会が増えてきましたが、ランナーにとっては昔からおなじみの存在です。
大会によっては、このゼッケンに名前や所属、計測用のチップなどが記載されていることもあります。
普段は「胸に付けて走るもの」くらいに考えている方も多いと思いますが、実はゼッケンには、レース中の順位争いやペース判断に役立つ情報が隠れていることがあります。
今回は、そんなマラソン大会のゼッケンについて考えてみたいと思います。
なぜマラソン大会ではゼッケンを付けるのか?
そもそも、なぜマラソン大会ではゼッケンを付けるのでしょうか。
一番大きな理由は、大会の参加者を識別するためです。
何千人、何万人ものランナーが参加する大会では、ゼッケン番号がなければ誰が誰なのかを正確に把握することができません。
ゼッケンには個人を識別する番号が付けられており、タイム計測や順位の確定、写真判定などにも利用されます。
また、大会によっては名前や所属などが記載されていることもあります。
つまりゼッケンは、単なる「名札」ではなく、大会運営や記録計測に欠かせない重要なものなのです。
ゼッケン番号を見るとランナーの情報が分かる?
普通にマラソンを楽しむだけなら、他のランナーのゼッケン番号を気にすることはほとんどありません。
しかし、順位を狙って走るようになると、少し見方が変わってきます。
大会によっては、ゼッケン番号に一定のルールがあります。
例えば、
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年代別に番号を分ける
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男女で番号を分ける
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申告タイム順に番号を付ける
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過去の記録や持ちタイムを基準にする
といったケースがあります。
もちろん、すべての大会が同じルールではありません。
そのため、大会ごとのゼッケン番号の付け方を事前に確認しておくことが大切です。
ゼッケン番号が若い=速いランナーとは限らない
特に面白いのが、ゼッケン番号と走力の関係です。
大会によっては、若い番号のランナーほど速いというケースがあります。
例えば、別府大分毎日マラソン(別大)では、持ちタイムなどによってゼッケン番号が決められるため、ゼッケンを見ることで、おおよその走力を推測することができます。
これは、レース中のペース判断にも役立ちます。
「この番号の選手なら、かなり速いランナーかもしれない」
と考えれば、そのランナーがどのくらいのペースで走っているのかを見ることで、自分のレース展開を考える材料になります。
一方で、大会によっては自己申告タイムを基準にゼッケン番号を決めている場合もあります。
その場合は、ゼッケン番号だけで実際の走力を判断することはできません。
あくまでも「参考情報」として見るのがよいでしょう。
表と裏、両方にゼッケンがある大会も
大会によっては、ゼッケンを胸だけではなく、前後両方に付けることがあります。
特に陸連登録でエントリーする大会などでは、胸と背中の両方にアスリートビブスを付けるケースがあります。
この場合、前を走っているランナーだけでなく、後ろから追いかけてくるランナーの情報も確認しやすくなります。
そして、ここで意外と役立つのが年代の確認です。
大会によってはゼッケン番号から年代が分かる場合があります。
年代が分かるとレース展開が少し変わる
年代別順位を狙っているランナーにとって、これは結構重要です。
例えば、自分が40代で年代別入賞を目指しているとします。
レース中に前を走っているランナーが同じ40代だと分かれば、
「この人についていけば、年代別順位を上げられるかもしれない」
と考えることができます。
逆に、後ろから同年代のランナーに抜かれた場合も、
「ここで離されたら年代別順位を一つ落とすかもしれない」
と、もうひと踏ん張りするきっかけになることがあります。
もちろん、無理をしてペースを上げれば後半に失速する可能性もあります。
そのため、相手の年代を確認したうえで、自分の体力やペースと相談することが大切です。
ゼッケンを見るときは「さりげなく」が大切
ただし、ここで一つ注意したいことがあります。
胸にしかゼッケンがない大会の場合、前を走っている人の年代を確認するには、横に並んだときなどにゼッケンを見る必要があります。
このとき、あまりに長く凝視してしまうと、相手からすると少し気になるかもしれません。
もちろん、ほとんどの場合は単にレース中の情報収集です。
しかし、相手に不快な思いをさせないためにも、必要以上にじっと見るのではなく、自然に確認する程度がよいでしょう。
「ゼッケンを確認すること自体が悪い」という話ではありません。
あくまで、お互い気持ちよくレースを走るためのマナーとして、さりげなく確認することが大切だと思います。
年代別入賞や副賞がある大会では特に重要
普段、完走や自己ベストを目標にしているランナーにとっては、ゼッケン番号や年代はそれほど重要ではないかもしれません。
しかし、年代別順位や入賞、副賞などが設定されている大会では話が変わってきます。
ゴール直前で、
「前にいる同年代のランナーを抜けば入賞できる」
という状況になることもあります。
逆に、
「後ろから同年代のランナーが迫っている」
というケースもあります。
そう考えると、ゼッケンは単なる識別番号ではありません。
レース中の状況を判断するための、ちょっとした「情報源」にもなるわけです。
レースは大会当日だけでは始まらない
マラソンでは、スタートの号砲が鳴ってからが勝負だと思われがちです。
しかし、私は大会要項や参加者名簿を確認するところから、すでにレースは始まっていると思っています。
どのようなコースなのか。
給水所はどこにあるのか。
制限時間は何時間なのか。
年代別のカテゴリーはどうなっているのか。
ゼッケン番号はどのように決められているのか。
こうした情報を事前に確認しておけば、当日のレース展開をより具体的にイメージできます。
特に年代別入賞を狙う場合は、参加者名簿を確認して、自分と同じ年代にどのくらいの実力のランナーが参加するのかを把握しておくのも一つの方法です。
もちろん、実際のレースでは予想通りにいかないことも多いです。
それでも、事前に情報を集めておくことで、レース中の判断材料が増えます。
マラソンは単純に「速く走る」だけではなく、こうした情報戦も含めて楽しめるスポーツなのかもしれません。
次に大会へ出場するときは、ぜひ自分のゼッケンだけでなく、大会のゼッケン番号がどのようなルールで付けられているのかにも注目してみてください。
意外なところに、レース攻略のヒントが隠れているかもしれません。
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