ネタバレあり【東野圭吾『永遠の記憶』感想】ガリレオ最後の謎に感動

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いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今回はランニングとは関係なく、東野圭吾さんの『永遠の記憶』を読んだ感想を紹介します。

東野圭吾さんは、私が好きな作家の一人です。

これまでにも数多くの作品を読んできました。

『容疑者Xの献身』をはじめとするガリレオシリーズはもちろん、『白夜行』『幻夜』『手紙』など、東野圭吾さんの作品には、これまで何度も楽しませてもらいました。

そんな私にとって、今回の『永遠の記憶』は、単なる新作ミステリーではありません。

東野圭吾さんの最後の作品。

そう思いながら読むと、一ページ一ページの重みが全く違って感じられます。

※部分的にネタバレがあるので注意ください。

発売日には店頭になく翌日に購入

この本は発売日(2026/8/5)に購入しようと思ったら、何と長崎では発売日当日には店頭に並んでおらず翌日に購入。

好きな作家の新刊が発売されると、

「次はどんな作品なんだろう」

「今度はどんな謎を仕掛けてくるのだろう」

と期待しながら読むものです。

しかし、今回は違います。

ページを読み進めるほど、

「これが最後なのか」

という思いが頭をよぎります。

東野圭吾さんの作品をかなり読んできた私にとって、この作品が最後になるということは、本当に残念でなりません。

できることなら、これからも新しい作品を読み続けたかった。

そう思ってしまいます。

「何が正義なのか」を考えさせられる

『永遠の記憶』を読んで、特に考えさせられたのが、

「何が正義なのか」

という問題です。

物語では、司法に任せても十分な裁きが期待できないと考え、他の手段で復讐しようとする人物が描かれます。

もちろん、現実社会では個人が勝手に復讐することは許されません。

犯罪に対する裁きは司法に委ねるべきです。

しかし、被害を受けた側からすると、

「本当にそれだけで納得できるのか?」

という問題もあります。

加害者が法律によって裁かれたとしても、被害者や遺族の心の傷が消えるわけではありません。

だからこそ、

「法律による正義とは何なのか」

「被害者が求める正義とは何なのか」

ということを考えさせられます。

東野圭吾さんの作品は、単純に犯人を探して終わるミステリーではなく、人間の感情や社会の矛盾について考えさせられるところが魅力だと思います。

今回もまさにそうでした。

過去の出来事と現在の事件がつながっていく

もう一つ印象的だったのが、過去の出来事とのつながりです。

現在起きている事件だけを見るのではなく、昔の出来事が現在に影響を与えています。

過去に何があったのか。

そして、それが現在の事件とどう結びついているのか。

読み進めるにつれて少しずつ謎が明らかになっていきます。

「あの出来事が、ここにつながるのか」

と思わせるところは、東野圭吾さんらしいと感じました。

長い時間をかけて積み重ねられた出来事が、一つの物語としてつながっていくところが、この作品の大きな魅力だと思います。

『容疑者Xの献身』の残された謎も解明

そして、ガリレオシリーズのファンとして非常に興味深かったのが、『容疑者Xの献身』とのつながりです。

『容疑者Xの献身』は、福山雅治さん主演で映画化され、大きな話題になった作品です。

私自身も映画を見ましたし、ガリレオシリーズを代表する作品の一つだと思っています。

その『容疑者Xの献身』について、これまで残されていた謎が『永遠の記憶』で解明されます。

20年以上前の作品と、今回の作品がつながる。

これは、長年ガリレオシリーズを読んできたファンにとっては非常に感慨深いものがあります。

「こんなところまで考えられていたのか」

と思わせられる部分もあり、過去の作品を知っているからこそ楽しめる内容になっています。

『永遠の記憶』を読むのであれば、できれば『容疑者Xの献身』を先に読んでおくことをおすすめします。

大学教授にここまで頼っていいのか?

一方で、読みながら少し笑ってしまったところもあります。

それは、

「湯川先生、大学教授なのにここまで事件に関わっていいの?」

ということです(笑)。

湯川学は帝都大学の物理学教授。

本来なら大学で研究や教育をする立場です。

ところが、難事件が起こると警察関係者から相談され、事件の謎解きに協力する。

フィクションなので当然なのですが、改めて考えると、大学教授にここまで頼っていいのかと思ってしまいます。

これは『名探偵コナン』にも似ています。

「なぜ高校生や大学教授が、こんなに事件に関わっているんだろう?」

と冷静に考えると、かなり不思議です。

ただ、それを言い始めると物語が成立しません(笑)。

「天才・湯川学だからこそ成立する世界」と考えて楽しむのが、ガリレオシリーズの魅力なのだと思います。

20年以上前の作品が最後につながる意味

『永遠の記憶』を読んで特に感じたのは、長い年月をかけて描かれてきた物語が、最後に一つにつながっていくことの意味です。

20年以上前に発表された『容疑者Xの献身』。

そして、その作品に残されていた謎が、最後の作品で明らかになる。

これは偶然なのか、それとも東野圭吾さんが長い間構想していたものなのか。

そんなことまで考えてしまいました。

東野圭吾さんの作品をたくさん読んできた私にとっては、単なる一冊の本ではありません。

これまで読んできた作品を思い返しながら読む、一つの区切りのような作品でした。

これが最後の作品になることが本当に残念

東野圭吾さんは、私が好きな作家の一人です。

これまでかなりの数の作品を読んできました。

新刊が発売されるたびに、

「今度はどんな作品なんだろう」

と楽しみにしていました。

だからこそ、これが最後の作品になることは、本当に残念です。

「もっと東野圭吾さんの作品を読みたかった」

というのが、率直な感想です。

ミステリーとして楽しませてもらっただけではなく、作品を読むたびに、

「人間とは何なのか」

「正義とは何なのか」

「自分ならどうするのか」

と考えるきっかけを与えてもらいました。

好きな作家の作品をこれからもう読めないと思うと、やはり寂しいものがあります。

まとめ

今回は、東野圭吾さんの『永遠の記憶』を読んだ感想を紹介しました。

本作は、

  • 「何が正義なのか」を考えさせられる

  • 司法に任せることと復讐について考えさせられる

  • 過去の出来事と現在の事件がリンクしている

  • 『容疑者Xの献身』の残された謎が解明される

  • 福山雅治さん主演で映画化された作品とのつながりがある

  • ガリレオシリーズを長く読んできた人ほど楽しめる

という点が印象に残りました。

そして何より、私にとっては「東野圭吾さんの最後の作品」という意味が非常に大きい作品でした。

読み終えた今は、

「これで本当に終わってしまったんだな」

という寂しさがあります。

一方で、これまでたくさんの素晴らしい作品を残してくれたことに感謝したいと思います。

東野圭吾さんの作品をこれまで読んできた方には、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

特に『容疑者Xの献身』を読んだことがある方は、過去の作品を思い返しながら読むと、より深く楽しめるのではないでしょうか。

私にとって『永遠の記憶』は、単なる「ガリレオシリーズの最新作」ではなく、これまで東野圭吾さんの作品を読んできた時間を振り返る、特別な一冊になりました。

ちなみに定価2310円(税込)で購入しまして、完読後、メルカリで2500円で売れました。

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